つくば市国際化基本指針の見直しについて
平成28年2月29日(月) 13:30~15:00
第1回会議 資料
目次 ページ
1 基本指針の見直しの趣旨について・・・・ 1 2 外国人住民数の推移と動向について・・・ 1 3 国際化施策にかかる現状分析について・・ 2 4 国際関連の情勢について・・・・・・・・ 3 5 つくば市未来構想との整合性について・・ 5 6 基本指針の見直しの方針について・・・・ 9 7 基本指針見直し案について・・・・・・・ 10
1 基本指針の見直しの趣旨について
平成23年5月に策定された「つくば市国際化基本指針」は,平成23年度から平成27年度までの5年間について,つくば市総合計 画等との整合性を図りながら,つくば市が取り組むべき国際化施策のガイドラインとして策定されたものである。
この間,市においては,「つくば市未来構想」策定,新たな姉妹都市締結,G7茨城・つくば科学技術大臣会合の開催決定,国にお いては,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催決定や日中韓の関係改善の兆しなど,つくば市を取り巻く国際情 勢はめまぐるしく変化している。
こうした状況を踏まえて,5年後,10年後の国際都市つくばの目指すべき姿がイメージできるよう,時勢を見据えた,新たな基 本指針を策定するものである。
2 外国人住民数の推移と動向について
平成24年10月と平成27年10月の外国人住民数の比較(住民基本台帳人口数)
※ 平 成 2 4 年 7 月 9 日 以 降 , 外 国 人 の 在 留 管 理 方
法が変更となったことから,それ以前のデータ
は比較対象外とした。
(1)総数において,3年前との比較では,外国人住民数は約11%も増加している。(同時期の市全体の人口増加率は約3%)
(2)全体的に増加している中で,インドネシア及びベトナム国籍の方の増加が目立っている。(筑波大学における両国の留学生の増 加及び民間企業におけるベトナム人技術者の受入れがその要因ではないかと推察される)
国籍 人数 割合 国籍 人数 割合
中国 2 , 7 5 9 3 9 . 0 % 中国 2 , 8 9 3 3 6 . 8 % 韓国・朝鮮 1 , 0 5 1 1 4 . 8 % 韓国・朝鮮 9 1 0 1 1 . 6 % フィリピン 3 0 4 4 . 3 % フィリピン 3 2 7 4 . 2 % タイ 2 5 8 3 . 6 % インド 2 7 7 3 . 5 % インド 2 3 1 3 . 3 % インドネシア 2 6 1 3 . 3 % ブラジル 2 1 1 3 . 0 % 台湾 2 4 5 3 . 1 %
米国 1 6 5 2 . 3 % タイ 2 4 4 3 . 1 %
インドネシア 1 4 6 2 . 1 % ベトナム 2 3 1 2 . 9 % ペルー 1 3 9 2 . 0 % ブラジル 2 0 8 2 . 6 % ベトナム 1 3 5 1 . 9 % 米国 1 9 9 2 . 5 % その他 1 , 6 8 2 2 3 . 8 % その他 2 , 0 5 8 2 6 . 2 %
計 7 , 0 8 1 計 7 , 8 5 3
3 国際化施策にかかる現状分析について
(1)市民意識調査結果
市民意識調査における「国際都市としてつくば市が取り組むべきことは何か」という質問に対する過去3回(H23,25,27)の回答 結果は以下のとおりである。
(1) 全体集計の結果
① つくば市が取り組むべきことについては,前回調査と 同 様 に 「 学 校 で の 国 際 教 育 」 が 4 6 9 人 ( 3 8 .0 % ) で 最 も 多 く , 次 い で 「 外 国 人 と 交 流 す る 機 会 の 提 供 」 が 4 6 2 人(37.5%)となっている。
② 過 年 度 調 査 と 比 べ る と ,「 外 国 語 の 案内 表 示 」は 増 加 し ,「 学 校 で の 国 際 教 育」,「 留 学 生 へ の支 援 」 及び 「 海 外の芸術・文化・芸能公演」は減少している。
(2) 傾向
過去3回の調査結果を見ると,最新の平成27年度では, 当該年度から新たな項目(国際関係機関・団体との連携に よ る 国 際 化 推 進 体 制 の 充 実 ) が 増 え た こ と と,「 特に 必 要 ない」の回答が増えたことにより,全体的に従来の順位を 維持しながら各項目の割合が減少している。
一 方 で ,「 外 国 語 の 案 内 表 示 」 だ け が 過 去 2 回 の 調 査 結 果以上の割合となっている。
(2)外国人生活アンケート結果
外国人のための生活アンケートを実施した結果は以下のとおりである。(別紙参照)
「7 心配なことや困っていること」において,「日本語がわからない」が圧倒的に多く,次いで「公共交通が不便」となっている。 「10 国際都市としてつくば市に充実してほしいこと」において,「外国語の案内表示」が上位に来ていることから,市民意識調 査結果と同様,案内板の多言語化が十分でないという意見が多いことがわかる。さらには,「市役所からの手紙の翻訳」も上位に来 ており,市としては,発信する情報の多言語化を進めているものの,外国人から見るとまだまだ不十分であることがわかる。 「12 毎日の生活における満足度」においては,いずれにおいても満足度は比較高いといえるが,「市の広報・ホームページ」に ついてのみ,若干満足度が低い結果となっている。前段と合わせて,市の広報・ホームページの一層の充実が求められる結果とな っている。
4 国際関連の情勢について (1)外国人関連
外国 人関連の 情勢と して,データで把握でき る住民数については,その間の登録制度の改正 もあり,総数や国籍数に5年前と大 きな変動は見られない。
しかしながら,前述のように,現行の登録制度によるここ3年間で外国人住民数は11%の増加を見せるなど,今後ますます増加 の一途をたどることは確実である。
さらには,茨城空港における中国主要都市との直行便の就航と,つくばと東京との交通の利便性から,市内の各駅周辺のホテル が,主に中国人による宿泊予約で平日も満室となることがしばしば見受けられる。
こういった状況から,外国人支援の強化とともに,商業施設等における外国人受け入れ態勢を充実させることで,全国的にも急 激に増加しているインバウンドを積極的に呼び込む施策も求められる。
件数はいずれも英語/中国語 ≪参考≫つくば市における通訳・翻訳対応件数の推移
平成2 5 年度 1 2 8 件/1 0 1 件 4 3 件/1 4 件 平成2 4 年度 5 5 件/1 2 5 件 4 3 件/1 8 件
市役所窓口における 通訳対応件数
(2)行政
①科学技術を基軸とした海外との交流の進展
行政としては,平成25年11月に,筑波研究学園都市の閣議了解50周年の集積の結実として,フランスの科学技術都市,グル ノーブル市と姉妹都市締結した。その成果の一つとして,平成27年10月に,両市の研究機関等が中心となって,主要な科学技 術 都市によ る国際 会議,「 ハイレ ベルフォ ーラム」を開催している。さら には,平成28年5月に「G7 茨城・つくば科学技術大 臣会合」が開催される。
これらにより,つくばが世界の注目を浴びるとともに,つくばの魅力を世界に発信できる絶好の機会であり,グローバルMIC Eの誘致推進や国内外からの様々な投資の呼び込みが期待できる。
②スポーツを通じた交流
平成26年3月に「スポーツで“つながる”まち つくば」を基本理念とする「つくばスポーツ推進計画」を策定。施策として スポーツを通じた交流の促進の中に,「スポーツを通じた国際交流」が挙げられている。今後,2019茨城国体,東京2020オリ ンピック・パラリンピック競技大会と,スポーツへの関心が高まる時期でもあることから,多文化共生社会の実現に向け,スポ ーツに関連させた国際交流機会の創出や施策がいっそう求められる。
③日中韓の交流再開
領土問題や従軍慰安婦問題により日中韓の関係が悪化し,中国及び韓国との交流を休止せざるを得ない時期があった。問題の 解決には至っていないものの,政府レベルで徐々に関係改善の兆しが見えてきたことから,友好都市である中国深圳市とは平成 26年度から交流を再開し,交流協力意向書を締結している韓国大田市とも平成28年度以降徐々に交流を再開する方向である。 この2市とは,今後,特に経済活動を主とした交流が想定されており,海外からの投資の呼び込みとともに,市内ベンチャー企 業の海外進出への足掛かりにつなげることも期待できる。
(3)その他
・国際教育プログラムの充実
優秀な外国人研究者の受け入れのため,市,県及び関係機関により,国際バカロレアの教育プログラムへの支援を継続してい るところであるが,平成29年度には,つくばインターナショナルスクール及び茗渓学園高等学校が国際バカロレア高等教育課程 (DP)を取得できる見込みであり,また筑波大学においては,国際バカロレアDP取得者の受け入れを開始している。これによ り,小学校から大学まで国際的に認知度の高い教育が市内で修了できることとなる。
5 つくば市未来構想との整合性について
国際化基本指針の策定に当たっては,「つくば市未来構想」との整合性を保つ必要がある。
現行のつくば市国際化基本指針は,「第3次つくば市総合計画後期基本計画(H22-26)」に合わせて策定されたものであるが,平 成23年5月の地方自治法の改正により,市の総合計画の法的な策定義務がなくなったことを受け,「つくば市未来構想(H27年度以 降21世紀半ばまで)」が,総合計画に代わる市の最上位の構想として新たに策定された。そして,それに合わせて,その中の重点施 策を実施するものとして,「つくば市戦略プラン(H27年度以降5年ごとに見直し)」も策定されている。
したがって,今回の基本指針の見直しにおいては,「つくば市未来構想」及び「つくば市戦略プラン」と整合性を図りながら検討し ていく必要がある。
≪参考≫第3次つくば市総合計画後期基本計画とつくば市未来構想及びつくば市戦略プランについて 【第3次つくば市総合計画後期基本計画における 【つくば市未来構想の理念】
国際化推進のための基本方針及び施策と具体的取組】 Ⅰ 人を育み,みんなで支えあうまち Ⅱ 快適で安全・安心を実感できるまち
1 施策の基本方針 Ⅲ 環境にやさしく,次世代へつなぐまち
■「多文化共生社会」の実現を図るため,市民,各種関係団体, Ⅳ つくばの資源をいかし,世界へ貢献するまち 研究・教育機関等との連携を強化し,外国人サポート体制の充
実や地域交流機会の創出など,国際化に対応したまちづくりを 【つくば市戦略プランにおける
推進します。 国際化推進のための基本施策と個別施策】
■市民の国際理解を深めるとともに,姉妹・友好都市との交流な ※つくば市未来構想の「Ⅰ 人を育み,みんなで支えあうまち」を実現するた
どを通じて,市民の国際社会適応力の育成を図ります。 めの基本施策の一つとして
2 国際化の推進のための3つの施策 【基本施策】共生のまちづくりを推進する
(1)内なる国際化「多文化共生社会」の実現 市民の活動拠点の整備や多様な交流機会の拡充などをとおし, (2)国際社会への適応力の育成 主 体的 な市 民活 動や 女性 の 社会 参加 ,国 際交 流等 を積 極的 に支
【個別施策】国際化の推進
≪各施策を実現するための具体的取組≫ ①施策の方向
(1)内なる国際化「多文化共生社会」の実現 世界 に開 かれ た「 国際 都 市つ くば 」に ふさ わし い, 国籍 ,言 ●外国人へのサポート策の充実 語 等の ちが いに とら われ な い, すべ ての 市民 が安 心し て生 活で ・ 外国 人の 滞在 及び 生活 の 利便 性を 高め るため ,教育 ,保健, きる多文化共生のまちづくりを目指します。
医療,福祉,住宅,観光等の窓口相談や,外国人向け情報媒体 ま た, 姉妹 都市 ・友 好都 市 との 交流 等を とお して ,市 民の 国際
の充実を図ります。 理解や国際感覚の醸成を図ります。
・ 窓口での外国語による対応力の強化充実を目指します。
・ 外国 人住 民を 対象 とし た 取組 につ いて は,既 存のサ ポートの ②主な取組
周知を十分に行うとともに,外国人住民からの新たなニーズの ○国 際交 流団 体等 の支 援に より ,市 民の 国 際化意 識の高揚 と地域
把握に努めます。 社会の国際化を促進します。
●多文化共生社会のベースづくり ○国際基準の認定を受けている学校の運営を支援することにより,
・ 外国 人の 滞在 及び 生活 を 支援 する 主体 的な市 民ボラ ンティア 外 国人 研究 者・ 留学 生等 優 秀な 人材 が集 まる 環境 整備 と国 際的 の育成とネットワークづくりを支援し,市民レベルの「内なる な感覚を持った人材育成を進めます。
国際交流活動」の活性化を促します。 ○世 界と のつ なが りを 強化 する ため ,科 学 技術に 資する都 市間交 ・ 多文 化共 生社 会の 実現 へ の市 民の 意識 啓発を 図ると ともに, 流 や国 際協 力関 係の 推進 , さら には 青少 年の 国際 感覚 の涵 養等
日本人住民と外国人住民がより深いふれ合いを実感できるよう を促進します。 な地域交流イベントを検討・実施します。
●都市施設の国際化対応整備
・ 外国 人が 快適 かつ 安心 し て滞 在・ 生活 できる まちづ くりを推 進するため,主要公共施設,交通機関や道路等への外国語によ る案内表示の充実化を関係機関に要望するなど,国際化に対応 した都市環境の整備を進めます。
●国際理解教育の充実化
・ 青少 年を 始め 多様 な年 齢 層に 対し て, 国際理 解を深 め,国際 社会の一員としての認識を醸成するための啓発事業の充実を図 ります。
・ 市内 の関 係機 関・ 団体 や 市民 ボラ ンテ ィアな どの人 材力をい かし,文化・歴史・経済・国際協力など,多様な切り口から市 民が国際理解を深められるような啓発事業を展開します。 ●海外との交流を通じた国際感覚のかん養
・ 姉妹 ・友 好都 市と の交 流 を始 め, 海外 との交 流を実 際に体験 することを通じて,市民が世界への視野を広げ,国際社会の一 員として異文化を理解し受け入れるきっかけとなる機会を提供 します。
・ 海外 との 交流 を通 じ, と りわ け青 少年 が自国 の文化 などにつ いて発信する力を向上させることを図ります。
・ 従来 実施 して きた 交流 ス タイ ルに とら われず ,必ず しも海外 への渡航を伴わずに,より多くの人が実りある交流を体験でき る方法について検討します。
(3)国際化推進体制の確立
●関係団体等とのネットワークづくり
・ 国際化に対応したまちづくりや人づくりを進めていくために, 国際化基本方針を策定するとともに,各種関係団体・組織や研 究・教育機関等との連携・協働を活発化するためのネットワー クづくりを進めます。
各部 署と の連 携に もよ り力 を 入れ ,時 宜に かなっ た,つ くばの地 域特 性を 最大 限に いか した 事 業の 展開 に反 映させ ていく よう努め ます。
●国際交流活動への支援
6 基本指針の見直しの方針について
あらためて現行のつくば市国際化基本指針を見てみると,体系に曖昧な部分があるものの,つくば市として国際化推進のために必 要不可欠な施策が盛り込まれており,そこに掲げられた取組事項は今後も継続して推進していくべきものである。
しかも,これらの施策は,つくば市戦略プランで個別施策として示された国際化推進施策を網羅している。
したがって,基本指針の見直しに当たっては,現(旧)指針の核となる理念や方向性をそのままいかし,つくば市未来構想やつく ば市戦略プランと同様の体系に整理しながら,これまでの取組で不十分な部分を重点施策とし,市として取り組むべき新たな国際化 推進のための施策及び未来につながる施策を盛り込んで,新たな基本指針とすることとする。
○新指針に盛り込むべき重点施策及び新たな要素と新指針における対応
種別 内 容 新指針における対応
重点施策 (1)案内板や市が発信する情報の多言語化及び市の広報, 関連する「主な取組」の中に,具体的な文言を盛り込
ホームページの充実 んだ。
(2)日本語学習機会の充実
新たな要素 ( 1 )つ く ば 市 未 来 構 想が 市 の 未来 像 と して 描 く 「住 ん で 基本施策のひとつ,
みたい 住み続けたい まち」へつながる取組 「グローバルな魅力を発揮するまち」を
「グローバルな魅力を発揮し,人々が集うまち」とし, つくばの先進性・国際性をいかして,今以上に人を呼び 込む個別施策を掲げた。
(2)スポーツによる国際交流機会の創出 それぞれ「主な取組」として追加した。
( 3 ) グ ロ ー バ ル M I C E の 誘 致 推 進 等 に よ る 国 内 外 か ら の 様々な投資の呼び込み及び市内企業の海外進出につな がる取組
7 基本指針見直し案について
(1)指針の体系の見直し
①現行(旧)指針では,「方向」と「基本施策」の関係があいまいであったが,新指針では,「つくば市未来構想」及び「つくば市 戦略プラン」と同様の体系とし,理念,基本施策及び個別施策を関連付けて,それぞれの個別施策に具体的な取り組みを示した。 ②3つの基本施策を,草の根的なものから世界との連携へと広がる方向となるよう順序を入れ替えた。
③旧指針における個別施策に相当する取組は,すべて新指針に取り込んでいるが,新指針においては基本施策と個別施策を関連さ せているため,旧指針における施策の順序とは変わっている。
②③の理由により,新旧対照表において,「Ⅳ 基本施策」以降は対照となっていない。青文字は新指針で追加した項目。
≪現行(旧)指針の体系イメージ図≫
指針の方向 基本施策
1 グローバルな 魅力を発揮するまち ① 国際社会への適応力の育成 個別施策
理念
…
2 国際的な 相互理解が実現するまち ② 多文化共生社会の形成 個別施策
…
3 世界とつな がり連携するまち ③ 世界とつな がるまちづくり 個別施策
…
④ 国際化推進体制の充実 個別施策
…
多様な 文化に出会え ,
理解し合え る地域社会
の創造
≪新指針の体系イメージ図≫
つくば市国際化基本指針の体系見直し案 新旧対照表
(新) (旧)
Ⅰ 策定の趣旨 1 策定の趣旨
Ⅱ 市の国際化の現状と課題 2 市の国際化の現状と課題
1 つくば市の状況 ・つくば市の状況
2 国際化の課題 ・国際化の課題
Ⅲ 理念 3 理念
「多様な文化に出会え,理解し合える地域社会の創造」 「多様な文化に出会え,理解し合える地域社会の創造」
Ⅳ 基本施策 4 国際化基本指針の方向
1 国際的な相互理解が実現するまち ・グローバルな魅力を発揮するまち
2 世界とつながり連携するまち ・国際的な相互理解が実現するまち
基本施策
1 国際的な 相互理解が実現するまち 個別施策 主な 取組
理念
…
2 世界とつな がり連携するまち 個別施策 主な 取組
…
3 グローバルな 魅力を発揮し ,
人 々 が 集 うまち
個別施策 主な 取組
…
多様な 文化に出会え ,
理解し合え る地域社会
3 グローバルな魅力を発揮し,人々が集うまち ・世界とつながり連携するまち Ⅴ 基本施策ごとの個別施策と主な取組 5 基本施策
1 国際的な相互理解が実現するまち (1)国際社会への適応能力の育成
(1)多文化共生社会の形成 ①国際理解教育の充実
①多文化共生社会への意識啓発 ②国際感覚の涵養
②外国人へのサポートの充実 ③海外との交流
③日本語学習機会の充実 ④市民の外国語能力の向上
④学校の国際化対応能力の強化 (2)多文化共生社会の形成
⑤スポーツでつながるまちづくりの推進 ①日本語学習機会の充実
⑥都市施設等の国際化対応の推進 ②外国人へのサポートの充実
(2)国際社会への適応能力の育成 ③多文化共生への意識啓発
①国際理解教育の充実 ④国籍を超えた住民交流の推進
②国際感覚の涵養 ⑤都市施設等の国際化対応の推進
③市民の外国語能力の向上 ⑥学校の国際化対応能力の強化
④国籍を超えた住民交流の推進 (3)世界とつながるまちづくり
⑤海外との交流 ①つくばの特性をいかしたまちづくり
⑥行政の国際化対応 ②次世代の社会的ニーズへの対応
2 世界とつながり連携するまち ③国際的協力関係の推進
(1)ネットワーク化の促進 ④インターナショナルスクール等の充実
①市民団体等との連携の強化 ⑤外国人住民等の能力活用
②「オールつくば」のネットワークづくり ⑥地域コミュニティの活性化
③地域コミュニティの活性化 (4)国際化推進体制の充実
④外国人住民等の能力活用 ①「オールつくば」のネットワークづくり
(2)未来を見すえた施策の推進 ②市民団体等との連携の強化
②国際的協力関係の推進
3 グローバルな魅力を発揮し,人々が集うまち (1)つくばならではの施策の展開
①つくばの特性をいかしたまちづくり ②国際的教育プログラムの充実
(2)人を呼び込みつくばの発展につなげる
①グローバルMICEの誘致推進
②インバウンド政策の推進
(2)指針見直し案新旧対照表
つくば市国際化基本指針見直し案 新旧対照表
(新) (旧)
Ⅰ 国際化基本指針策定の趣旨 1 国際化基本指針策定の趣旨
つくば市は,32の国の教育・研究機関が集積し,民間研究所や つ くば 市に は, 筑波 大学 など の国 の研 究 ・教育 機関に加 え,民 関連産業を合わせると約300にも及ぶ世界的な研究開発拠点であ 間研究所や関連産業など300 以上が立地しており,
り , 約 2 万 人 も の 国 内 外 か ら の 研 究 者 が , 最 先 端 の 研 究 に 取 り 組
んでいます。
一 方で ,古 くか ら「 西の 富 士、 東の 筑波 」と称 され, 人々に親
しま れて きた 筑波 山を 有す る など ,歴 史と 先端科 学が共 存する都
市です。
研究・開発のために海外から来た研究者や留学生を始めとして, 海 外か ら来 た研 究者 や 留学生 を始めと して, 8千 人近 くの 外国 人が 居住 し てい ます 。ま た,日 本人住 民の中に 8千 人近 くの 外国 人が 居住 して いま す。 ま た,日 本人住民 の中に は海 外生 活経 験者 が多 く, つ くば 市は 多様 な文化 を包含 している は海 外生 活経 験者 が多 く, つく ば市 は多 様 な文化 を包含し ている
都市ともいえます。 都市です。
こ の よ う な中 , つ く ば 市 は ,「 住 ん で み た い 住 み 続 け た い こ のよ うな こと から ,つ くば 市で は, 第 3次総 合計画後 期基本 まち つくば」を未来の都市像として,国内外の多くの人が集い, 計画のなかで,一人ひとりの住民が異文化を理解する姿勢を持ち, 活力 にあ ふれ ,今 後も 成長 を 続け てい く, そのよ うなま ちづくり 国籍 を問 わず 地域 社会 の一 員と して 暮ら せ る「多 文化共生 社会」 を進めるべく,新たに「つくば市未来構想」を策定しました。 の形成を,国際化施策の大きな目標としています。
そ の構 想の 理念 の一 つ「 人 を育 み, みん なで支 えあう まち」を
実現 する ため の個 別施 策と し て, 国際 化の 推進は 位置づ けられて
おり ,世 界に 開か れた 「国 際 都市 つく ば」 にふさ わしい ,国籍,
言語 等の ちが いに とら われ な い, すべ ての 市民が 安心し て生活で
つくば市は,東京から鉄道で45分、成田国際空港からは車で5 平 成1 7 年 には 「つ くば エク スプ レス 」が 開通 し,つく ば市と 0 分 の 距 離 に あ り 、 科 学 技 術 都 市 と し て の 知 名 度 と そ の 立 地 の 良 首都 東京 が最 短4 5 分 で結 ばれ るよ うに なり まし た。現在 ,グロ さから多くの国際会議が開催される中,平成28年5月には「G7 ーバル化の進展などによって,
茨城・つくば科学技術大臣会合」が,つくば市で開催されました。
今 後は ,国 際化 を目 指し た 取組 のみ なら ず,筑 波研究 学園都市 筑 波研究学 園都市 がこ れま で培 って きた 科学 ・ 技術 研究 等の ポテン シャル をさらに がこ れま で培 って きた 科学 ・技 術研 究等 の ポテン シャルを さらに 高 め ,「 世 界 の つ く ば 」 と し て , 世 界 に 貢 献 す る取 組が, こ れ ま 高 め ,「 世 界 の つ く ば 」 と し て , 世 界 に 貢 献 す る 発 展 が 求 め ら れ
で以上に求められます。 ています。
つ くば 市と して は, 今後 の グロ ーバ リゼ ーショ ンの進 展やライ つ くば 市と して は, 今後 のグ ロー バリ ゼ ーショ ンの進展 やライ フス タイ ルの 多様 化な どを 視 野に 入れ なが ら,市 内の研 究・教育 フス タイ ルの 多様 化な どを 視野 に入 れな が ら,市 内の研究 ・教育 機 関 , 民 間 企 業 , 市 民 等 と の 連 携 を さ ら に 深 め ,「 多 文 化 共 生 社 機 関 , 民 間 企 業 , 市 民 等 と の 連 携 を さ ら に 深 め ,「 多 文 化 共 生 社 会 」 の 形 成 ,「 科 学 技 術 の 国 際 戦 略 拠 点 」 の 構 築 を 支 援 す る 施 策 会 」 の 形 成 ,「 科 学 技 術 の 国 際 戦 略 拠 点 」 の 構 築 を 支 援 す る 施 策 を積極的に推進していく必要があります。 を積極的に推進していく必要があります。
本指 針は ,平 成2 3年 度か ら平 成27 年度 まで を目 途と して 策定 本 指 針は ,平 成2 3年度 から 平成 27 年度 まで された従前の指針を時勢に合わせて見直し,平成28年度から平成
32年度までの今後5年間,つくば市戦略プラン等との整合性を図 の 今後 5年 間, つく ば市 総 合計画 等との整 合性を りな がら ,つ くば 市が 取り 組 むべ き国 際化 施策の ガイド ラインと 図り なが ら, つく ば市 が取 り組 むべ き国 際 化施策 のガイド ライン
して策定するものです。 として策定するものです。
Ⅱ つくば市の国際化を取り巻く現状と課題 2 つくば市の国際化を取り巻く現状と課題
1 つくば市の状況 ◆つくば市の状況
0 人 と な り , 全 登 録 者 数 の ほ ぼ 半 数 に あ た り ま す 。 研 究 ・ 学 術 関 係の 外国 人の 比率 が極 めて 高い こと がつ く ば市の 特徴であ り,国 内の市町村の中では際立っています。
こ のよ うに 多く の外 国人 が 在住 して いる のは, 大学や 研究機関 こ のよ うに 多く の外 国人 が在 住し てい る のは, 大学や研 究機関 等が それ ぞれ 受け 入れ 体制 の 充実 に努 めて きた結 果であ り,一方 等が それ ぞれ 受け 入れ 体制 の充 実に 努め て きた結 果であり ,また で日 本人 住民 の中 には 海外 生 活経 験者 が多 く,在 住外国 人支援な 日 本人 住民 の中 には 海外 生活 経験 者が 多 く,在 住外国人 支援な どの ボラ ンテ ィア 活動 をし て いる 団体 が多 いこと も,つ くば市の どの ボラ ンテ ィア 活動 をし てい る団 体が 多 いこと も,つく ば市の
特徴の一つです。 特徴の一つです。
ま た, 近年 のつ くば 市の 国 際化 に関 連の ある主 なトピ ックスと
しては,次のようなものが挙げられます。
(1) 平成25年11月に,筑波研究学園都市の閣議了解50周年を
迎え,その集積の結実の一つとして,フランスの科学技術都市
グルノーブル市と姉妹都市締結をしました。
( 2) 平 成 27 年 6月 に, 首都 圏中 央連 絡自 動車 道( 圏央 道)と 東関
東自動車道の接続により,つくば-成田国際空港間の交通アク
セスがさらに向上し,海外との往来の利便性が向上しました。
( 3) 平 成 27 年 10 月に は, つく ば市 とグ ルノ ーブ ル市 の研 究機
関が中心となって,世界有数の科学技術都市による国際会議「ハ
イレベルフォーラム」がつくば市で開催されました。
そして,平成28年5月には「G7茨城・つくば科学技術大臣
会合」が開催されました。
(4 ) 領 土問 題 や従 軍慰 安婦 問題 によ り日 中韓 の交 流を 休止 して
いた時期がありましたが,その後,政府レベルで徐々に関係改
善の兆しが見えてきたことから,友好都市である中国深圳市と
いる韓国大田市とも,平成28年度以降徐々に交流を再開する方向
です。
この2市とは,今後,特に経済活動を主とした交流が想定さ
れ,海外からの投資の呼び込みとともに,市内ベンチャー企業
の海外進出への足掛かりにつなげることも期待できます。
(5 ) 優 秀な 外 国人 研究 者の 受け 入れ のた め, その 子弟 の国 際的
な教育環境の充実を図るべく,市,県及び関係機関により,国
際バカロレアの教育プログラムへの支援を従来より継続してま
いりました。
今 後, 平成 29 年度 には ,つ くば イン ター ナシ ョナ ルス クー
ル及び茗渓学園高等学校が国際バカロレア高等教育課程(DP)
の認定を受ける見込みであり,また筑波大学においては,すで
に国 際バ カロ レア DP取得 者の 受け 入れ を開 始し てい ます。こ
れらにより,小学校から大学まで国際的なレベルの高い教育が
市内で修了できることとなります。
これは他市では類を見ない事例であり,関係機関の連携によ
る支援と国内外へのPRを一層図る必要があります。
こ れら のト ピッ クス の中 で も, 特に 今後 のつく ば市の 国際化に
大きな変化をもたらしたものは,大きな国際会議の開催でしょう。
これ によ り, つく ば市 が, 世 界有 数の 国際 科学技 術都市 として,
改めて世界に発信されることとなりました。
今 後は ,こ れま で同 様, 外 国人 支援 や多 文化共 生社会 実現のた
め の 各 種 取 組 を 推 進 し て い く こ と は も と よ り , グ ロ ー バ ル M I C E
誘致 のさ らな る推 進, そし て 国内 外か らの 様々な 投資の 呼び込み
ベン チャ ー企 業等 の海 外進 出 を後 押し する 施策を 展開す る必要が
あります。
2 国際化の課題 ◆国際化の課題
つ くば 市の 国際 化施 策に つ いて は, 市民 意識調 査結果 等から, 科 学・ 技術 研究 の目 的は ,そ の進 歩自 体 ではな く,私た ちの生 案内板や,市が発信する情報の多言語化が求められています。 活や 文化 の質 を高 める こと ,人 類の 将来 や 幸福の 増進に寄 与する こと など にあ りま す。 科学 ・技 術研 究は , グロー バルな価 値や世 界的なニーズ・成果などが問われる分野でもあり,つくば市は「科 学・技術研究の拠点」である筑波研究学園都市を擁することから, 世界的な貢献を期待されている都市と言えます。
つ くば 市が 今後 ,よ り一 層 の国 際化 に取 り組ん でいく には,こ つ くば 市が 今後 ,よ り一 層の 国際 化に 取 り組ん でいくに は, れら の指 摘事 項の 改善 に取 り 組む とと もに ,これ まで進 めてきた これ まで進め てきた 施 策 を さ ら に 発 展 さ せ , グ ロ ー バ ル な 視 点 か ら ,「 多 施 策 を さ ら に 発 展 さ せ る と と も に , グ ロ ー バ ル な 視 点 か ら ,「 多 文化 共生 社会 」の 形成 ,世 界 的な 「科 学技 術の国 際戦略 拠点」の 文化 共生 社会 」の 形成 ,世 界的 な「 科学 技 術の国 際戦略拠 点」の 構築 を目 指し て, 市内 の研 究 ・教 育機 関, 民間企 業,市 民団体等 構築 を目 指し て, 市内 の研 究・ 教育 機関 , 民間企 業,市民 団体等 と密接な連携・協力関係を強化していくことが必要です。 と密接な連携・協力関係を強化していくことが必要です。
そ して ,つ くば 市未 来構 想 が描 く未 来像 「住ん でみた い 住み
続け たい ま ち」 を現 実の も のと する ため ,人材 の呼び 込みや,
国内 外か らの 様々 な投 資に 直 接的 ・間 接的 につな がる施 策の展開
も求められています。
Ⅲ 国際化基本指針の理念 3 国際化基本指針の理念
「多様な文化に出会え,理解し合える地域社会の創造」 「多様な文化に出会え,理解し合える地域社会の創造」
界 と つ な が り 連 携 す る ま ち 」「 グ ロ ー バ ル な 魅 力 を 発 揮し , 人 々 際的な相互理解が実現するまち」,「世界とつながり連携するまち」 が 集 うま ち 」, を 目 指 し , さ ま ざ ま な 国 際 化 施 策 を 総 合 的 ・ 計 画 を 目指 し, さま ざま な国 際 化施策 を総合的 ・計画
的に推進していきます。 的に推進していきます。
つ くば 市に は世 界各 国か ら 多く の人 々が 来てお り,科 学・技術 つ くば 市に は世 界各 国か ら多 くの 人々 が 来てお り,科学 ・技術 研究 をは じめ とし て多 様な 活 動を して いま す。こ れから は,こう 研究 をは じめ とし て多 様な 活動 をし てい ま す。こ れからは ,こう した 多様 な文 化を 背景 とす る 人々 に出 会い ,互い に認め 合い,理 した 多様 な文 化を 背景 とす る人 々に 出会 い ,互い に認め合 い,理 解を深められる地域社会を創造することが重要です。 解を深められる地域社会を創造することが重要です。
そ れに は, 日本 人に とっ て も外 国人 にと っても 快適で 魅力ある そ れに は, 日本 人に とっ ても 外国 人に と っても 快適で魅 力ある まち を創 造す るこ と, 住民 す べて が国 籍や 文化の 違いを 越えて融 まち を創 造す るこ と, 住民 すべ てが 国籍 や 文化の 違いを越 えて融 合し ,だ れも が国 際化 のメ リ ット を実 感し 享受で きる環 境をつく 合し ,だ れも が国 際化 のメ リッ トを 実感 し 享受で きる環境 をつく
ることが必要です。 ることが必要です。
このような「国際都市つくば」の特性とそれをいかした取組が, このような「国際都市つくば」の特性とそれをいかした取組が, 「多 文化 共生 社会 」の 形成 や 「科 学技 術の 国際戦 略拠点 」の構築 「多 文化 共生 社会 」の 形成 や「 科学 技術 の 国際戦 略拠点」 の構築
につながっていきます。 につながっていきます。
Ⅳ 基本施策 4 国際化基本指針の方向
1 国際的な相互理解が実現するまち (1) グローバルな魅力を発揮するまち
地 域社 会に おい ても グロ ー バル 化が 進展 する中 ,私た ちは自国 つ く ば 市 に は , 3 0 0 を 超 え る 研 究 ・ 教 育 機 関 が 集 積 ・ 立 地 の文 化や 歴史 に誇 りを 持つ と とも に, 他国 の文化 や歴史 に対して し ,多 数の 外国 人研 究者 や 留学 生が 居住 して いま す。 この よう も理解を深め,それを受け入れていくことが必要です。 な特性をいかし,つくばが世界に誇れる「科学・技術研究」,「教 日本人と外国人の双方が歩み寄ることにより互いに理解し合い, 育 」,「環 境」 など を, まち の魅 力と して ,これ らが成長 できる 外国 人が 地域 社会 に溶 け込 め るよ う, 多文 化共生 社会の 形成を目 ための国際化を推進していきます。
指していきます。
(2) 国際的な相互理解が実現するまち
海 外 と の 交 流 を 含 め て ,「 科 学 技 術 の 国 際 戦 略 拠 点 」 を 形 成 す 国の 文化 や歴 史に 誇り を持 つと とも に, 他 国の文 化や歴史 に対し るた め, 関係 機関 や市 民・ 団 体等 との 幅広 い連携 を図っ ていきま ても理解を深め,それを受け入れていくことが必要です。
す。 日本 人と 外国 人の 双方 が 歩み 寄る こと によ り互 いに 理解 し合
ま た, つく ば市 内に は, 海 外で の経 験が 豊かな 市民や ,国際的 い ,外 国人 が地 域社 会に 溶 け込 める よう ,多 文化 共生 社会 の形 な活 動を 行っ てい る団 体も 多 いこ とか ら, これら の市民 や団体が 成を目指していきます。
それ ぞれ の主 体性 を発 揮し て ,多 様な 活動 を行え るよう 支援して
いきます。 (3) 世界とつながり連携するまち
海 外 と の 交 流 を 含 め て ,「 科 学 技 術 の 国 際 戦 略 拠 点 」 を 形 成 3 グローバルな魅力を発揮し,人々が集うまち す るた め, 関係 機関 や市 民 ・団 体等 との 幅広 い連 携を 図っ てい
つくば市には,約300にも及ぶ研究・教育機関が集積・立地し, きます。
多数 の外 国人 研究 者や 留学 生 が居 住し てい ます。 このよ うな特性 また ,つ くば 市内 には , 海外 での 経験 が豊 かな 市民 や, 国際 をいかし,つくばが世界に誇れる「科学・技術・研究」,「教育」, 的 な活 動を 行っ てい る団 体 も多 いこ とか ら, これ らの 市民 や団 「 環 境 」 な ど を世 界 に 発 信 し ,「 住 ん で み た い 住 み 続 け た い 体 がそ れぞ れの 主体 性を 発 揮し て, 多様 な活 動を 行え るよ う支
まち」つくばの実現を目指します。 援していきます。
Ⅴ 基本施策ごとの個別施策と主な取組 5 国際化のための基本施策
1 国際的な相互理解が実現するまち (1) 国際社会への適応力の育成
(1)多文化共生社会の形成 ①国際理解教育の充実
①多文化共生社会への意識啓発 学校 教 育 にお い て, 家 庭, 地域 に住 む外 国人 ,地 域の 大学 地 域社 会 に おい て ,国 籍, 民族 ,文 化の 違い を問 わず ,す ・ 研究 機 関 等と の 連携 を 深め ,国 際社 会の 中で 主体 的に 行動 べ て の市 民 が お互 い の違 いを 認め 合う こと が重 要で すの で, し たり 発 信 した り する こ との でき るよ う, 国際 感覚 や言 語リ パ ン フレ ッ ト の配 布 や交 流イ ベン トな どを 通し て, 市民 の意 テラシーを育む国際理解教育を充実していきます。
識啓発を図っていきます。 ②国際感覚の涵養
発に努めていきます。 や事業への参加などを促進していきます。
②外国人へのサポートの充実 ③海外との交流
外 国 人 住 民 の た め の 生 活 便 利 帳 ( 英 語 版 ・ 中 国 語 版 ), 市 つく ば 市 には 現 在, 米 国に 3つ の姉 妹都 市, 中国 に1 つの 域 の 概要 が わ かる マ ップ (英 語版 ・中 国語 版) 等を 作成 し, 友好都市があります。
よ り 多く の 外 国人 住 民の 利便 性の 向上 を図 って いき ます 。こ 今後 , こ れま で の交 流 実績 を精 査・ 評価 する とと もに ,科 れ ら の冊 子 等 は, 市 役所 の窓 口等 で配 布し ,安 心し て生 活が 学 技術 振 興 に資 す る都 市 間交 流な ど, つく ば市 の特 性を いか できるようサービスの向上に努めていきます。 した事業の展開を図っていきます。
ま た, 市 役 所窓 口 にお ける 通訳 サー ビス や市 が発 信す る情 ④市民の外国語能力の向上
報 の 多言 語 化 を一 層 推進 する とと もに ,情 報の 発信 にお いて 外国 人 と のコ ミ ュニ ケ ーシ ョン が円 滑に 行え るよ う, つく
は , S N S ( ソ ー シ ャ ル ・ ネ ッ ト ワ ー キ ン グ ・ サ ー ビ ス ) な ど ば サイ エ ン ス・ イ ンフ ォ メー ショ ンセ ンタ ーな どを 活用 し,
を 積 極的 に 活 用し て ,外 国人 住民 に有 益な 情報 の提 供に 努め 日 本人 と 外 国人 と が交 流 する 機会 を創 出し て, 市民 の外 国語
ます。 能力の向上を図っていきます。
③日本語学習機会の充実
外 国人 が 日 本で 支 障な く生 活で きる よう ,一 般財 団法 人つ (2)多文化共生社会の形成 く ば 市国 際 交 流協 会や多 くの ボラ ンテ ィア・団 体が 日本 語講 ①日本語学習機会の充実
座 を 開催 し て いま す 。今 後は ,外 国人 のニ ーズ に応 えら れる 外国 人 が 日本 で 支障 な く生 活で きる よう ,財 団法 人つ くば
よ う ,そ れ ら の機 関 ・団 体等 が連 携し ,で きる だけ 多く の外 都 市振 興 財 団や 多 くの ボ ラン ティ ア団 体が 日本 語講 座を 開催
国 人 が受 講 で きる よ う振 り分 ける など して ,日 本語 学習 機会 し てい ま す 。今 後 とも , 外国 人の ニー ズに 合っ た日 本語 学習
の拡充に努めていきます。 機会の拡充に努めていきます。
④学校の国際化対応能力の強化 ②外国人へのサポートの充実
外 国人 児 童 ・生 徒 や保 護者 等と の意 思疎 通が 円滑 に行 われ 外 国 人 住 民 の た め の 生 活 便 利 帳 ( 英 語 版 ・ 中 国 語 版 ), 市 る よ う,ボ ラ ンテ ィ ア等 を活 用し て,学校にお ける国際 化対 域 の概 要 が わか る マッ プ (英 語版 ・中 国語 版) 等を 作成 し, 応能力を強化していきます。 よ り多 く の 外国 人 住民 の 利便 性の 向上 を図 って いき ます 。こ
⑤スポーツでつながるまちづくりの推進 れ らの 冊 子 等は , 市役 所 の窓 口等 で配 布し ,安 心し て生 活が
が通 じな くて も交 流が でき る スポ ーツ イベ ントの 開催は ,国際交 また , 日 常生 活 にお い て欠 かす こと ので きな い医 療・ 福祉
流の進展に大変有効です。 分 野に お い て, あ るい は 災害 発生 の非 常時 など にお いて ,日
新 たな ス ポ ーツ イ ベン トを 企画 する だけ でな く, 既存 のイ 本 語が 十 分 にで き ない 場 合で も安 心で きる よう ,関 係機 関と
ベ ン トを 外 国 人も 参 加し やす くす るな どし て, 各種 イベ ント 連携・協力を図っていきます。
への外国人参加率を上げる取組が必要です。 ③多文化共生への意識啓発
ま た, 姉 妹 都市 , 友好 都市 との スポ ーツ 交流 や, オリ ンピ 地域 社 会 にお い て, 国 籍, 民族 ,文 化の 違い を問 わず ,す
ッ ク ホス ト 国 とし て 海外 都市 の選 手を 招致 して 青少 年と 交流 べ ての 市 民 がお 互 いの 違 いを 認め 合う こと が重 要で すの で,
す る など , 国 際感 覚 の涵 養と とも に次 世代 に感 動を 与え る事 パ ンフ レ ッ トの 配 布や 交 流イ ベン トな どを 通し て, 市民 の意
業を推進します。 識啓発を図っていきます。
⑥都市施設等の国際化対応の推進 また , 外 国人 住 民が 日 本で 暮ら す上 で, 社会 のル ール や習 公 共施 設 , 交通 機 関, 道路 等の 案内 板に 外国 語又 はロ ーマ 慣 など を 知 って お くこ と も非 常に 有意 義な こと から ,そ の啓 字 ル ビを 併 記 する な ど, 外国 人に とっ ても 住み やす い都 市環 発に努めていきます。
境の整備を推進していきます。 ④国籍を越えた住民交流の推進
(2)国際社会への適応能力の育成 誰も が 自 由に 参 加で き るイ ベン トと して ,毎 年5 月, 国際 ①国際理解教育の充実 色 豊か な 「 つく ば フェ ス ティ バル 」を 実施 して いま す。 今後 学 校教 育 に おい て ,家 庭, 地域 に住 む外 国人 ,地 域の 大学 は , さ ら に 多 く の 住 民 が 参 加 で き る よ う 工 夫 を 重 ね ,「 つ く ・ 研 究機 関 等 との 連 携を 深め ,国 際感 覚や国際 社会 の中 で主 ば」の特性をいかした住民交流を推進していきます。
体 的 に行 動 し たり 発 信し たり する こと ので きる 能力を育 む国 ⑤都市施設等の国際化対応の推進
際理解教育を充実していきます。 公共 施 設 ,交 通 機関 , 道路 等の 案内 板に 外国 語又 はロ ーマ ②国際感覚の涵養 字 ルビ を 併 記す る など , 外国 人に とっ ても 住み やす い都 市環
市 民が 国 際 感覚 を 養い ,世 界へ の視 野を 広げ ,国 際社 会の 境の整備を推進していきます。 一 員 とし て 異 文化 を 理解 し受 け入 れら れる よう ,様 々な 行事 ⑥学校の国際化対応能力の強化
や事業への参加などを促進していきます。 外国 人 児 童・ 生 徒や 保 護者 等と の意 思疎 通が 円滑 に行 われ
③市民の外国語能力の向上 るよう,学校の国際化対応能力を強化していきます。
つく ばや 地域 交流 セン ターな どを 活用 し, 日本人 と外国 人とが交 ①つくばの特性をいかしたまちづくり
流す る機 会を 創出 して ,市 民 の外 国語 能力 の向上 を図っ ていきま 筑 波 研 究 学 園 都 市 の 機 能 強 化 を 目 指 し ,「 環 境 フ ェ ス テ ィ
す。 バル 」,「科 学フ ェス ティ バ ル」 や「 教育 日本 一」 など ,つく
④国籍を超えた住民交流の推進 ば の付 加 価 値を 高 める ブ ラン ディ ング を戦 略的 に進 める とと 誰もが自由に参加できるイベントとして,国際色豊かな「国 も に, 国 際 会議 の 開催 な ど, 国内 外か ら人 々が 集う まち づく 際 交 流フ ェ ア」を毎 年開 催し てい ます 。今 後は ,市 内各 所で りを推進していきます。
開 催 され て い る国 際 交流 イベ ント の主 催者 同士 が連 携・ 協力 ②次世代の社会的ニーズへの対応
し ,さ ら に 多 く の 住 民 が 参 加 で き る よ う 工 夫 を 重 ね ,「 つ く 次世 代 に 向け た 社会 的 ニー ズと して は, 高齢 化社 会へ の対 ば」の特性をいかした住民交流を推進していきます。 応 とし て 医 療や 生 活環 境 の向 上, 地球 温暖 化へ の対 応と して
⑤海外との交流 低炭素社会の実現などが求められています。
つ くば 市 に は現 在 ,米 国に 3つ,仏 国に 1つの姉 妹都 市, つく ば 市 には , ロボ ッ トテ クノ ロジ ーや 実験 低炭 素タ ウン 中 国 に1 つ の 友好 都 市が あり,韓 国に も友 好的 交流 を継 続し 等 の社 会 的 実証 実 験フ ィ ール ドと して 優れ た機 能が あり ,こ ている都市が1つあります。 れ らを 社 会 的ニ ー ズへ の 対応 に活 用す るた め, 国内 のみ なら
こ れま で 以 上に , 市民 相互 の交 流機 会を 増や し, 異文 化理 ずグローバルに産官学の連携を強化していきます。
解 を 促進 す る とと も に,科学 技術 振興 に資 する 都市 間交 流な ③国際的協力関係の推進
ど,つくば市の特性をいかした事業の展開を図っていきます。 地球 環 境 ,資 源 ・エ ネ ルギ ー等 の国 際的 な課 題に 対し て, ⑥行政の国際化対応 国 際社 会 の 一員 と して 国 際的 な協 働が 求め られ てい る中 ,つ 国 際化に 向 けた 施 策を 実現 して いく ため ,職 員自 らが 豊か く ば市 が 先 進的 に 取り 組 んで いる 分野 につ いて ,積 極的 に協 な 国 際感 覚 と グロ ー バル な視 点を 持っ て対 応で きる よう ,充 働していきます。
実 し た研 修 を 行う と とも に, 組織 体制 の整 備に 努め てい きま ④インターナショナルスクール等の充実
す。 つく ば 市 に集 う 外国 人 研究 者等 の中 には ,家 族で 滞在 する
人 も多 数 い るこ と から , その 子ど もた ちが 外国 語で 教育 を受 2 世界とつながり連携するまち け られ る 学 校の 設 置や 教 育環 境の 充実 に向 けて ,関 係機 関と
(1)ネットワーク化の促進 連携を図っていきます。
市 内に は , 筑波 研 究学 園都 市の 草創 期か ら活 動し てい る民 外国 人 住 民, 留 学生 , 海外 経験 者等 の多 様な 能力 をい かす 間 国 際交 流 団 体や ,一般 財団 法人つく ば市 国際 交流 協会 など た め, 新 た にキ ャ リア 登 録制 度の 設置 を検 討し てい きま す。 多 数 の団 体 が 活動 し てい ます 。今 後, これ らの 団体 との 連携 そ の登 録 者 がセ ミ ナー や イベ ント を開 催す るな ど, 多様 な能 を よ り一 層 強 化し , 市民 の幅 広い 支援 のも と国 際化 施策 を推 力 をい か し ,相 互 に世 界 的視 野を 広げ られ るよ う図 って いき
進していきます。 ます。
②「オールつくば」のネットワークづくり ⑥地域コミュニティの活性化
「 国 際都 市 つ くば 」 とし て, だれ にも 快適 な都 市環 境, すべ 地域のコミュニティにおいても国際化と無縁ではいられず, て の 人に と っ て住 み やすく, 安全 ・安 心な生活 環境 を整 備す 外国人住民との接点を持ち,つながりを持つことが必要です。 る に は, 茨 城 県な ど の関 係機 関や 市内 の大 学・ 研究 機関 など 外 国人 が 地 域コ ミ ュニ テ ィに 参加 しや すい 環境 の整 備や ,外 との連携・協働を活発に行うことが必要となります。 国人の参加意識の高揚を図っていきます。
特 に, 日 常 生活 に おい て欠 かす こと ので きな い医 療・ 福祉 (4)国際化推進体制の充実
分 野 にお い て ,あ る いは 災害 発生 の非 常時 など にお いて ,日 ①「オールつくば」のネットワークづくり
本 語 が十 分 に でき な い外 国人でも 安心 でき るよ うな仕組 みづ 「 国際 都 市 つく ば 」と し て, だれ にも 快適 な都 市環 境, すべ くりが必要です。 て の人 に と って 住 みや す い生 活環 境を 整備 する には ,茨 城県 そ の た め に は ,「 オ ー ル つ く ば 」 で の ネ ッ ト ワ ー ク づ く り な どの 関 係 機関 や 市内 の 大学 ・研 究機 関な どと の連 携・ 協働 を 進 める と と もに , この ネッ トワ ーク を通 じて ,安 全・ 安心 を 活 発 に 行 う こ と が 必 要 と な り ま す 。 そ の た め に は ,「 オ ー を実感できる国際化の推進に取り組んでいきます。 ル つく ば 」 での ネ ット ワ ーク づく りを 進め ると とも に, この
③地域コミュニティの活性化 ネットワークを通じて,国際化の推進に取り組んでいきます。
地域のコミュニティにおいても国際化と無縁ではいられず, ②市民団体等との連携の強化
外国人住民との接点を持ち,つながりを持つことが必要です。 市内 に は ,筑 波 研究 学 園都 市の 草創 期か ら活 動し てい る民 外 国 人が 地 域 コミ ュ ニテ ィに 参加 しや すい 環境 の整 備や ,外 間 国際 交 流 団体 や ,つ く ば市 国際 交流 協会 など 多数 の団 体が 国人の参加意識の高揚を図っていきます。 活 動し て い ます 。 今後 , これ らの 団体 との 連携 をよ り一 層強 ④外国人住民等の能力活用 化 し, 市 民 の幅 広 い支 援 のも と国 際化 施策 の展 開を 図っ てい
外 国人 住 民 ,留 学 生, 海外 経験 者等 の多 様な 能力 をい かす きます。
その 登録 者が セミ ナー やイ ベ ント を開 催す るなど ,多様 な能力を 国際 化 へ の取 組 を実 現 して いく ため ,職 員自 らが 豊か な国 いかし,相互に世界的視野を広げられるよう図っていきます。 際 感覚 と グ ロー バ ルな 視 点を 持っ て対 応で きる よう ,充 実し (2)未来を見すえた施策の推進 た研修を行うとともに,組織体制の整備に努めていきます。
①次世代の社会的ニーズへの対応
次 世代 に 向 けた 社 会的 ニー ズと して は, 高齢 化社 会へ の対 応 と して 医 療 や生 活 環境 の向 上, 地球 温暖 化へ の対 応と して 低炭素社会の実現などが求められています。
つ くば 市 に は, ロ ボッ トテ クノ ロジ ーや 実験 低炭 素タ ウン 等 の 社会 的 実 証実 験 フィ ール ドと して 優れ た機 能が あり ,こ れ ら を社 会 的 ニー ズ への 対応 に活 用す るた め, 国内 のみ なら ずグローバルに産官学の連携を強化していきます。
②国際的協力関係の推進
地 球環 境 , 資源 ・ エネ ルギ ー等 の国 際的 な課 題に 対し て, 国 際 社会 の 一 員と し て国 際的 な協 働が 求め られ てい る中 ,つ く ば 市が 先 進 的に 取 り組 んで いる 分野 につ いて ,積 極的 に協 働していきます。
3 グローバルな魅力を発揮し,人々が集うまち (1)つくばならではの施策の展開
①つくばの特性をいかしたまちづくり
展を 促す など ,国 内外 から 人 々が 集う まち づくり を推進 していき ます。
②国際的教育プログラムの充実
つ くば 市 に 集う 外 国人 研究 者等 の中 には ,家 族で 滞在 する 人 も 多数 い る こと か ら, その 子ど もた ちが 外国 語で 教育 を受 け ら れる 学 校 の支 援や, 国際 バカ ロレ ア( IB )等教育 環境 の充実に向けて,関係機関と連携を図っていきます。
さ ら に は ,「 教 育 日 本 一 」 と と も に , 充 実 し た つ く ば の 国
際化教育を世界に発信していきます。
(2)人を呼び込みつくばの発展につなげる
①グローバルMICEの誘致推進
つ くば 地 域 にお け る国 際会 議の 誘致 実績 は, 全国 でも トッ
プ レ ベル に あ りま す が, G7 茨城 ・つ くば 科学 技術 大臣 会合
開 催 にか か る 支援 や おも てな しの 経験 をい かし ,さ らな るグ
ロ ー バ ル M I C E の 誘 致 を 推 進 す る こ と で , 海 外 か ら の 人 材 や
企業の投資を促進します。
②インバウンド政策の推進
日 本 を 訪 れ る 外 国 人 旅 行 者 が 2 千 万 人 を 越 え よ う と し て い
る 中 ,茨 城 空 港に お ける 中国 主要 都市 との 直行 便の 就航 等と
も 相 まっ て , 市内 に おい ても ,外 国人 旅行 者は 確実 に増 加し
ています。
商 業施 設 内 にお け る案 内板 の多 言語 化だ けで なく ,指 差し
案 内 板等 を 用 いた 外 国語 対応 など ,イ ンバ ウン ドを 積極 的に
呼び込む施策を,さらに推進していきます。
「 国 際科 学 技 術都 市 つく ば」 のネ ーム バリ ュー をい かし ,中
国 ハ イテ ク フ ェア な ど各 国で 開催 され るビ ジネ スフ ェア にお
い て ,市 内 の ベン チ ャー 企業 等の 出展 を支 援し ,海 外進 出へ